2011年9月30日金曜日
第14回 黒部五郎の思い出 その1
こんにちは、お久しぶりです、はる@です。怪我していた左足の踵もやっと完治しまして、来週末は紅葉の鳳凰小屋~甲斐駒ケ岳/仙丈ヶ岳を縦走してきます。ご報告は月末くらいになりますが、それまで、今年の夏の黒部五郎小舎での写真でもぼちぼちアップしてみようと思っています。
今日の写真は、黒部五郎小舎の厨房。ちょっと暗い(写真はだいぶ明るく修正してあります)のですけど、広くて使いやすい厨房です。今年はどんよりしたお天気が多く、昼間でもヘッドランプを灯しながら作業してたりしてました。ところ狭しと鍋やらバットやら・・・ここの小屋は今まで働いた中でも特に手作りの料理にこだわっているいるので、ごぼうの天ぷらのささがきをするにも、数時間かかったり、煮物も夕食用、朝食用、お弁当用にそれぞれ数種類あったりと、厨房の前室にはそれらの鍋がところ狭しと並べられています。
なにせ、厨房で過ごす時間が山小屋では一番長いので、まあ、くだらない話題で盛り上がりつつ、ここで、一日の大半を過ごします。なかなか小屋の厨房の中って、一般の人は見る機会がないとおもいますが、こんな感じです(笑)
カメラはニコンのD700で、レンズは16-35mm VRと60mm Macroを使っています。
2011年9月16日金曜日
第13回 今年の北アルプス
こんにちは、お久しぶりのはる@です。大変ご無沙汰してしまってすいません。先月末には黒部五郎から戻ってきていたのですが、仕事が思いっきりテンパってしまっていて、バタバタしている間に、三週間も経ってしまいました。やっと少し落ち着いてきたので、そろそろ、コラムを再開しようと思います。そんななか、この週末からの連休、明日から八ヶ岳、来週末は北アルプスの太郎平小屋に挨拶がてら、薬師沢小屋ー高天原山荘ー双六小屋と廻ってくる予定で、テントも新調して準備していたのに・・
実は、一昨日、自転車で落車して、左足を思いっきり捻挫してしまいました・・・現在、家や自宅の仕事場をケンケンとハイハイで這いずりまわっている悲惨な状態に。。。さすがに今日はタクシー呼んで病院に行ってくるつもりですが、この痛みだと、二週間は、松葉杖のお世話になりそうです(涙)。昨年も、一昨年もこの時期は足の怪我で歩けてなくって・・・今年もか。といっても台風接近で、お天気も今ひとつみたいですけど。意外と9月はお天気がはっきりしないんですよね。せめて、10月の頭の甲斐駒ケ岳&鳳凰小屋の紅葉までに歩けるようになってくれればいいのですが。
とまあ、個人的な話はともかく、今年の夏は、二年ぶりの黒部五郎小舎だったのですが、前回は、男性5人に女性2人という構成だったのが、昨年あたりから、意図してかどうかは定かではないですが、女性を多めにとるようになったらしく、男性4人に女性4人と半々の構成でした。笑い声の絶えない、楽しい仕事環境でした。支配人さんはじめ、この小屋はバイト常連の方も多く、最初からリラックスムードで仕事。あっという間の40日間でした。
■ 今年の北アルプスのお天気は今一
しかし、今年の北アルプスは、雨・雨・雨・・・でした。7月13日にまずは麓のわさび平小屋に一泊、次の日に双六小屋に一泊(途中、鏡平で休憩)。三日目に黒部五郎小舎に到着といつもの行程。この間、きつい上り&猛暑でみんなばてばてでした。それから一週間位はお天気もよく、お客さんもまだ少なめなので、男性バイト衆で、弁当もって、一日草刈り・・とかしてたのですが、23日に他のバイトの助成二人がやって来た頃から、だんだんと毎日、雨模様に。結局、最後の下山日の8月23日も大雨の中、双六小屋からの下山となってしまいました。
ただ、お天気もそれほど大きく崩れることはなく、なぜか、夜は星空が覗き、朝方はまだ晴れているのですが、朝も八時を回る頃には岐阜県側から、ガスがもくもくと・・そして十時頃には雨がパラパラ、そして、しとしとっていう毎日でした。ほんとにすかっと一日晴れたのは、ほんの数日。一応、40日滞在。お休みは、短期バイト4人が火曜日~金曜日に週に一回ずつ交代でとるかたちで、計4日間いただいたんですが、黒部川本流に岩魚釣りに行ったときこそ一日晴れていたものの、あとは、カッパを着ての周辺散策しかできませんでした。そうそう、一昨年は、鉄砲水でもあったのか、ゴロー沢は荒れ放題って感じだったのが、だいぶ回復してきていて、結構上流部でも、魚影が走っていました。いつもどおり、五匹釣って竿をたたんで、沢をカールまでつめて、登山道で小屋に戻りました。
五郎はもちろんですが、双六小屋でも、みなさんには大変お世話になりました。また素晴らしい夏を過ごすことができました!
■ お客さんは平年並?
じゃ、お客さんが少なくて、暇だったのかというと、意外とそうでもなく、爆発的な人数には一日もならなかったものの、毎日、平均して、そこそこの人数きたので、トータルでは例年とかわらないくらいでしょう。忙しい時期も、富山のグリーンパトロールの人達がちょうど滞在して手伝ってくれたりして、それほどバタバタせずに済みました。でも、ここ3-4年の傾向なんですけど、小屋泊まりのお客さんの数は横ばいか少し減少傾向なんですけど、テント場は大盛況なんですよね。まあ、若い人は前からテントだけど、やはりブームなのか、だいぶ数が増えて来ています。シーズンのうち数日は、小屋よりもテント泊の人のほうが多い日があるくらいです。そういえば、ここ10年くらいで、テントやザックも軽いものがいっぱいでてきて、クッカーもチタンですし、テント泊でも、大荷物背負ってという感じでもないですからね。
そうそう、山でのバイトは小屋での仕事が一般的ですけど、先程話しに出た、グリーンパトロール(通称:グリパト)というバイトもあって、これは、富山県の営林署が管轄している仕事で、一ヶ月間、ある地域を、小屋に泊めてもらいながら巡回して、自然保護の観点から、登山者にアドバイスしたり、時には注意したりする仕事です。制服があって、赤いシャツにモンベルの赤いカッパを着ていて、腕には営林署の腕章をしているので、出会えばすぐわかると思います。一箇所に滞在するより、とにかく歩きまわりたい人にはこれもいいバイトかもしれません。ただ、二人一組で廻るので、お互いの相性の問題があり、そこらへん大丈夫な人じゃないときついかもしれません。毎日、朝から晩まで顔を付き合わせているので、やはり、揉め事もあるようです。巡回する地域としては、室堂周辺、後立山、黒部周辺といくつか選択肢があるようです。たしか、乗鞍にいたときも同じような人達がいたので、長野にも同じような制度があるはず。
さてさて、今日はこれから病院にいかないといけないので、ここまでにしておきます。まだ写真も整理中なので、いくつか写真をピックアップして、黒部五郎での生活についてこれから順次書いていく予定です。うーん、ほんとは来週の高天原再訪記書く予定にしてたんだけど、足がこれでは・・・
実は、一昨日、自転車で落車して、左足を思いっきり捻挫してしまいました・・・現在、家や自宅の仕事場をケンケンとハイハイで這いずりまわっている悲惨な状態に。。。さすがに今日はタクシー呼んで病院に行ってくるつもりですが、この痛みだと、二週間は、松葉杖のお世話になりそうです(涙)。昨年も、一昨年もこの時期は足の怪我で歩けてなくって・・・今年もか。といっても台風接近で、お天気も今ひとつみたいですけど。意外と9月はお天気がはっきりしないんですよね。せめて、10月の頭の甲斐駒ケ岳&鳳凰小屋の紅葉までに歩けるようになってくれればいいのですが。
とまあ、個人的な話はともかく、今年の夏は、二年ぶりの黒部五郎小舎だったのですが、前回は、男性5人に女性2人という構成だったのが、昨年あたりから、意図してかどうかは定かではないですが、女性を多めにとるようになったらしく、男性4人に女性4人と半々の構成でした。笑い声の絶えない、楽しい仕事環境でした。支配人さんはじめ、この小屋はバイト常連の方も多く、最初からリラックスムードで仕事。あっという間の40日間でした。
■ 今年の北アルプスのお天気は今一
しかし、今年の北アルプスは、雨・雨・雨・・・でした。7月13日にまずは麓のわさび平小屋に一泊、次の日に双六小屋に一泊(途中、鏡平で休憩)。三日目に黒部五郎小舎に到着といつもの行程。この間、きつい上り&猛暑でみんなばてばてでした。それから一週間位はお天気もよく、お客さんもまだ少なめなので、男性バイト衆で、弁当もって、一日草刈り・・とかしてたのですが、23日に他のバイトの助成二人がやって来た頃から、だんだんと毎日、雨模様に。結局、最後の下山日の8月23日も大雨の中、双六小屋からの下山となってしまいました。
ただ、お天気もそれほど大きく崩れることはなく、なぜか、夜は星空が覗き、朝方はまだ晴れているのですが、朝も八時を回る頃には岐阜県側から、ガスがもくもくと・・そして十時頃には雨がパラパラ、そして、しとしとっていう毎日でした。ほんとにすかっと一日晴れたのは、ほんの数日。一応、40日滞在。お休みは、短期バイト4人が火曜日~金曜日に週に一回ずつ交代でとるかたちで、計4日間いただいたんですが、黒部川本流に岩魚釣りに行ったときこそ一日晴れていたものの、あとは、カッパを着ての周辺散策しかできませんでした。そうそう、一昨年は、鉄砲水でもあったのか、ゴロー沢は荒れ放題って感じだったのが、だいぶ回復してきていて、結構上流部でも、魚影が走っていました。いつもどおり、五匹釣って竿をたたんで、沢をカールまでつめて、登山道で小屋に戻りました。
五郎はもちろんですが、双六小屋でも、みなさんには大変お世話になりました。また素晴らしい夏を過ごすことができました!
■ お客さんは平年並?
じゃ、お客さんが少なくて、暇だったのかというと、意外とそうでもなく、爆発的な人数には一日もならなかったものの、毎日、平均して、そこそこの人数きたので、トータルでは例年とかわらないくらいでしょう。忙しい時期も、富山のグリーンパトロールの人達がちょうど滞在して手伝ってくれたりして、それほどバタバタせずに済みました。でも、ここ3-4年の傾向なんですけど、小屋泊まりのお客さんの数は横ばいか少し減少傾向なんですけど、テント場は大盛況なんですよね。まあ、若い人は前からテントだけど、やはりブームなのか、だいぶ数が増えて来ています。シーズンのうち数日は、小屋よりもテント泊の人のほうが多い日があるくらいです。そういえば、ここ10年くらいで、テントやザックも軽いものがいっぱいでてきて、クッカーもチタンですし、テント泊でも、大荷物背負ってという感じでもないですからね。
そうそう、山でのバイトは小屋での仕事が一般的ですけど、先程話しに出た、グリーンパトロール(通称:グリパト)というバイトもあって、これは、富山県の営林署が管轄している仕事で、一ヶ月間、ある地域を、小屋に泊めてもらいながら巡回して、自然保護の観点から、登山者にアドバイスしたり、時には注意したりする仕事です。制服があって、赤いシャツにモンベルの赤いカッパを着ていて、腕には営林署の腕章をしているので、出会えばすぐわかると思います。一箇所に滞在するより、とにかく歩きまわりたい人にはこれもいいバイトかもしれません。ただ、二人一組で廻るので、お互いの相性の問題があり、そこらへん大丈夫な人じゃないときついかもしれません。毎日、朝から晩まで顔を付き合わせているので、やはり、揉め事もあるようです。巡回する地域としては、室堂周辺、後立山、黒部周辺といくつか選択肢があるようです。たしか、乗鞍にいたときも同じような人達がいたので、長野にも同じような制度があるはず。
さてさて、今日はこれから病院にいかないといけないので、ここまでにしておきます。まだ写真も整理中なので、いくつか写真をピックアップして、黒部五郎での生活についてこれから順次書いていく予定です。うーん、ほんとは来週の高天原再訪記書く予定にしてたんだけど、足がこれでは・・・
登録:
投稿 (Atom)