2011年12月29日木曜日

第18回 黒部五郎の思い出 その5




 写真は、黒部五郎の男性従業員部屋。昔の建物が一部残っていて、そこが冬期小屋になっているのだけれど、シーズン中はここが倉庫兼、従業員の寝床になる。ドアを開ければ、目の前に黒部五郎岳。天気の良い日に扉を開けて風を感じながら昼寝するのが最高に気持ちいい。そういえば、どの小屋にいっても、私の寝付きが異常に早いので関心される、というか、あきれられる。普段、東京では普通に寝付けなかったりするのだけれど、夏に山小屋で生活しているときは、布団に入ってから、眠りにつくまで、3分とかからない、多分1分くらいな感じなのである。食事も下界の三倍くらいは食べるようになるし、実に健康的な毎日である。


 バタバタとしているうちに、年の瀬となってしまいました。年明けにこのサイトのデザインもリニューアルされ、また2012年も一年間このコラムを担当することになりました。とりあえず今年の最終回ということで、ご挨拶だけ。よい年末年始をお迎えください。また、年明けにお会いしましょう。