2014年3月8日土曜日

山小屋の食事 



 こんばんは! はる@です。山小屋で働いているというと、よく聞かれることなんですが「食事の準備とか何人分するんですか?」「いやあ、小さな小屋なので、多い時でも130人分くらいですよ?」「え~~~w」みたいな。 確かにお客さんに出す食事は数も多いし、作るのも、配膳するのも、片付けるのも、手間がかかるのは確かなんですが、その年のメニューさえ、しっかり決まってしまえば、基本的にはルーティンワークなんで、あとはお客さんの数の分だけ時間と肉体的な負荷がかかるだけで、ある意味わかりやすいんです。
 しかし、山小屋で暮らすということは、自分たちの食事も一日三食作らないといけないわけで、ある意味こちらのほうが大変なんですよね。だって、毎食、お客さんにだした残りじゃ飽きちゃうし、発電機の無い小屋なんで、冷蔵庫がありませんから、基本的には野菜類と数種類の缶詰、肉類はハムくらいしかありません。その中でどうやって工夫して毎日、美味しいものをいただくかっていうのは、なかなか知恵のいることです。まあ、いってみれば、日常の都会生活の中でも、三食自炊して、きっちり美味しいものをいただくというのは、なかなか大変なことなんですよね。
 写真は高天ヶ原山荘のお昼の厨房の写真。あれかなー、イワシの缶詰でパスタを作ろうと準備してたんだっけな。食事当番の決め方は小屋によっていろいろで、高天ヶ原山荘の場合は、お昼は毎日日替わりでメンバー交代で作って、朝と昼は固定の担当者がつくるっていうやり方です。昼食担当者のあわてぶりを見ていると、ああ、この人普段料理とかあんましてないのかあ、とか、口だけは達者だよなーとか、よーくわかっちゃうんですよね。 おまけに味は正直ですから、料理のセンスも一発でわかってしまいますw。なので、来る前に多少は料理の練習もしてきたほうがいいのかもしれませんね。

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