2013年6月13日木曜日

山小屋での怪我と病気



こんにちは、はる@です。気象庁の梅雨入り宣言は一週間早かったようで、どうも、昨日からが実際の梅雨入りのようですね。でも、都会の真ん中にいても、雨音がするだけで、なんとなく自然を感じることができるので、雨は嫌いではありません。昨日は、前から痛みのあった虫歯を直しに、数十年ぶりに歯医者へ行って来ました。小屋入りまでに、4回くらいは診てもらえるのかな。とりあえず山で痛くならないように応急処置をしてもらわないと。

 山では、特に男性は登山道整備の仕事なんかもあるので、ちょっとした怪我はつきものです。僕も、軽い捻挫や打撲はしょっちゅうです。木道ですべって、シーズンしょっぱなに肋骨にひびが入ったこともありましたし、サイズの合わない長靴を無理して履いていて、足の親指の爪をはがしてしまったり、雪かきに熱中しすぎて、腱鞘炎になったことも。極めつけは、ヘリの荷揚げで、はりきって30キロの米袋をえいや!っと担いで、歩きはじめた途端、つまずいて、ぐきっと足首が90度まがり、捻挫(笑)とか、まさに満身創痍なのですが、それでも仕事は待ってくれませんので、多少痛くとも、なんとかごまかしながら業務をこなすことになります。なので、みなさんくれぐれも怪我には注意してください。かなりブルー入りますw

 男性の外作業だけではなく、厨房でも火傷したり、包丁で指を切ったりと、危険は一杯です。このての怪我も、水仕事をしながらだと、化膿してしまったりして、なかなか治らなかったりするので、もし可能なら、念の為にお医者さんで抗生物質をもらって持って行くといいかもしれません。他にも、総合感冒薬くらいはあったほうがいいかなあ。どこの小屋も、薬箱くらいはありますが、たいした薬は置いてないですし、大きな小屋には大学の医学部の診療所のあるところもありますが、ハイシーズン以外は常に人がいるとは限らないので、あまり当てにもできないのが現状です。

*なんちゃって写真家のすすめ

 今日の写真は、僕が普段風景写真の撮影につかっているカメラ達です。どちらもニコン製で、同じような画角の手振れ補正つき広角ズームレンズをつけているのですが、こんなに大きさが違います。本体+レンズの重さも、大きいほうが約1500グラムで、小さいほうは約500グラムと3分の1の重さです。もちろん大きいほうがなにかと性能はいいのですが、昨年から夏の山小屋にはこの小さい方のカメラを持っていっています。最近は、風景というより、小屋でのあれこれを撮ることのほうが多く、常に持ち歩きできるくらいのカメラのほうが撮影機会も増えるからです・・・というのは実は半分言い訳で、だんだん重い荷物を背負うのがつらくなってきたからというのが本音です(笑)小さい方のカメラだと、替えレンズ一式で、ニキロ以上は荷物を減らせます。

 最近はスマホのカメラもそこそこ使えますし、大抵の人はコンパクト型のデジカメも持ってくるでしょうけど、バイト代がはいることをあてこんで、ちょっとだけ良いカメラを買って持っていくことをおすすめします。山は被写体の宝庫ですし、僕も、ちょっと時間が空いた時にカメラを持って散歩しながら写真撮影っていう過ごし方が大好きです。写真を撮るっていう目的を持って歩くと、普段見過ごしていたものに目がいったり、ちょっとした発見があったりするので、とても楽しいですよ。なんちゃって写真家気分で、とっておきの風景を切り取ってみるのも、山で暮らす中での楽しみの一つだと思います。お勧めは、エントリークラスのデジタル一眼レフか、女性ならレンズ交換式のミラーレスですかね。できれば、レンズは広角寄りの標準ズームと300ミリクラスの望遠ズームの二本あるといいですね。スナップ写真中心なら、パンケーキレンズ一本でもいいかも。

 実際、黒部源流域なんかは、山小屋に出入りしている写真家も多いですし、オーナー自身が有名な写真家だったり、小屋番さんも下界で写真展を開いていたりと、何かと山と写真は親和性が高いのです。まあ、そこまでいかないまでも、一夏撮りためた写真を、フォトブックなんかにまとめて、誰かにプレゼントなんってのも喜ばれるかもですよ?