2011年3月2日水曜日

第6回 閑話休題(今後について想うこと)

 こんにちは!はる@です。今回は、具体的な仕事の内容からは一旦はなれて、諸々の話をしましょう。そういえば、以前、mixiで、友録申請が来ていて、誰かと思ったら、前に太郎平小屋の受付で一緒に働いていた、当時はまだ慶応大学のSFCの学生さんだった、タイラ君からのものでした。なんでも、その翌年は五色ケ原の山小屋で働いていたそうで、無事、就職も決まったとの報告。リゾート関係の有名な会社への就職のようなので、面接の時にも、小屋での経験は役立ったんじゃないかな。彼も、山小屋のアルバイトがきっかけで、山好きになった一人です。こうして、色々な年代や土地の人と繋がりができていくのも、山小屋アルバイトの面白いところかもしれません。まあ、それだけ、山は魅力があるってことなんでしょうね。
■今後の個人的山小屋生活
 現在(2011年3月)、私もこの夏はどこの小屋にお世話になろうかと思案中なのですが。これまで、あちこちの山小屋で働いてきて、色々な小屋を見られて楽しかったし、比べて見ることによって、初めて、それぞれの小屋の良さがわかることも多いのですが、しかし、決していつまでも、あちこちふらふらとしていていいとも言えず、そろそろ安住の地を探す時期かなーとも思っています。どこに落ち着くにしても、オーナーや小屋番さんと気が合うというのが大前提でしょうが、人、山、小屋の居心地、仕事環境、写真の被写体として魅力、沢登や釣りなどの休憩時間のアクティビティと、選択のための要素はたくさんありますが、全てを兼ね備えた所っていうのは、なかなかありません。
*現在(2015年1月)、4年前には↑のように書いてますがw ここのところすっかり高天ヶ原山荘にお世話になっております。もう他にいくこともなさそう・・・
 もともと、登山は30代半ばにもなってから友人に誘われて始めたのですが、実は、一度やめかけた時期もありました。一通り有名どころの山に登ってしまって、ちょっと飽きてしまった頃です。その頃、出会ったのが山小屋での生活と趣味としての風景写真でした。ちょうどデジタル一眼レフが一般の人にも手が届く値段になってきた頃ですかね。なんというか、登山者として山を外から眺めているのと、山小屋の従業員としてそこで生活しながら、内側から眺めているのは結構大きな違いがあり、わくわくしながら、この11年間を過ごしてきましたが、この先、さらに充実させるためには、どうすればいいのか、そして、ここからの経験から自分は何を表現出来るんだろうと、思案中でもあります。山登りの形態としては、沢登りがメインになっていくと思いますが、やはりこれも、谷という、内部から山を見ることになり、登山道を歩くだけでは見えてこない、新たな発見があると思うからです。
 *↑のようなこと書いてますがw 最近は建築よりもランドスケープデザインの仕事をメインにするようになりました。これも、自然のなかで暮らし、風景ばかり撮っていたからなのかもしれません。
 上の写真は、春の鳳凰小屋で、倉庫整理をしていてでてきたリカールの一本。何十本もあるのだけれど、様々な山の幸を焼酎に浸けこんであるんです。これは、1984年とあるから、もう35年物。オーナーもあまりお酒を飲まなくなってしまったので、僕らがせっせとのまないと(笑)。どこかにカウンターでもしつらえて、山のお酒のショットバーでもやろうかと冗談交じりに話してたけど、やったらほんとうに売れそうだ。こんな得体のしれない酒瓶がずらーっと並んだバーが森の中にあったら、みなさんなら、一杯いくらくらいなら、飲んでみたいと思いますか?しかし、シャクナゲを漬けたお酒って、どんな味なんだろうか。

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