2013年3月4日月曜日

最近の足元廻り



こんにちは!はる@です。寒かった今年の冬も、先日、春一番も吹いて、やっと日差しも春めいてきました。僕は山は、今年に入ってからはスノーハイクに、奥多摩と北八ヶ岳に行ったのみ。三月中旬までは、仕事でいっぱいいっぱいの状態ですが、ぼちぼち本格的に再開しようと思っています。最近は、簡単なウエイト・トレーニングの道具を一式買い込んで、家で毎日軽く筋トレをするようになりました。ジムではもっぱら泳いでばかりいます。

 そういえば、山小屋アルバイトもだいぶ募集がきているようですね。はじめての方は不安で一杯でしょうけど、大自然の懐でひと夏過ごせるというのは、とてもいい経験になるとおもいますよ。そういう僕も、今でこそ通いなれた小屋ばかり行っていますが、最初の数年は結構不安だらけだったっけなあって、実は今でもそうなのですが、入山前っていまだに、気が重いというか、行けば楽しいのはわかってるのに、なぜか気が進まない(笑)。きっと生活環境ががらっと変わってしまうので、なんとなく気構えちゃうんだろうな。そうそう、山小屋にもっていくものは人それぞれだし、実際忙しくってそれどころじゃないことも多いのだけれど、自分なりにちょっとした時間を楽しく、有意義に過ごせる何か?をもっていかれるといいかも。それはiPadかもしれないし、ハーモニカかもしれないし、語学のテキストかもしれない、そんな何か。

 写真は、最近使っている、雪山用の靴とアイゼンです。登山をはじめてから、自分の足に合うということもあって、イタリアのスポルティバの登山靴を十数年来使っていたのですが、数年前から、低山歩き用にトレール・ランニング用のローカットのシューズをちょこちょこ履きはじめ、これはなかなかいけるな~っと実感があったので、本格的にトレラン用の靴に乗り換えることにしました。厳冬期の氷壁などは登る予定もないので、ランニング用で十分というか、非常に軽快で快適なことがわかった。そうそう、今年の山小屋バイトのために初めて登山靴を買うなんっていう人もひょっとしているかもしれないけれど、実際一万円台のこんな靴で十分ですよ~

 この靴は、モントレイルのミッドカットモデルで、靴底は一般的なビブラムソールよりはるかにグリップもいいし、衝撃吸収性も抜群。常に進化し続けているランニングシューズからの技術的なフィードバックがあり、様々な工夫がされている。防水も、この靴はゴアテックスではなく、アウトドライというシステムで、ゴアテックスのように、靴下状のものを内側に縫い付けるのではなく、防水・透湿の層を外皮の内側に、直接溶着させているので、従来のゴアテックスタイプの靴のように、外皮とソックスの間に水がたまることがなく、濡れてもまったく重くなることがない。

 ただし、あくまでランニングシューズなので、防寒対策はまったく施されていないから、僕はこの靴に冬に自転車の練習で使う、ネオプレーンの防寒カバーをつけて雪山で使っている。これで、足が冷たく感じられたことは今のところない。ただ、やはりランニング用ということで、靴底が柔らかめなので、ちょっと特殊なアイゼンをつけている。

 KAHTOOLA KTS Crampons / カトゥーラ KTSクランポンというアイゼンで、ちょっと爪自体は薄めで華奢なつくりだけれど、スノーハイクや、冬季のトレランのレースで使用するためのアイゼンらしく、よくしなる特殊な構造になっている。ベルトも、つま先部分と、足首で独立して締めるようになっていて、通常のアイゼンのように、前後でぎゅーっと締め付けるタイプではないので、多少靴底のやわらかい靴でも、しっかり張り付いてくれる。このシステムだと、片足で靴(400g)+アイゼン(250g)+カバー(30g)=トータル(680g)と足さばきも軽快になり、冬でもすっかり登山靴の出番がなくなってしまった。

 よく、山を始めたばかりの女性が登山用品店に薦められて、5~6万もするようなごっつい登山靴を履いてたりするけれども、あれもどーかと思うなあ。何十年も使える革の登山靴は愛着もわくし、いいと思いますけどね。

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