2012年8月30日木曜日

高天ヶ原からもどりました


 

 今年も無事に山小屋生活を終え、東京にもどって、早一週間。しかし、この連日の猛暑は・・・もうちょっと山にいればよかった(笑)。昨年は黒部五郎小舎でお世話になったので、一年ぶりの高天原。前回は、改装工事の途中で帰ってきてしまったので、改装後の小屋を実際に見るのは今回が初めて。いやあ、歪みが直ってますね~~。右に見える厨房&従業員部屋の部分や小屋前のデッキの部分はそのままですが、柱の歪みや床の傾きはしっかり修正されていました。しかし、それがこの小屋の象徴でもあったので、ちょっと残念な面もありますが(笑)・・・内装は間取りはほぼそのままなのですが、材料は合板を主につかっていて、ちょっとチープな感じになってしまっていたのが、うーんという感じでしたが、まあ、夏だけの山小屋だし、高級感をもとめて来るお客さんもここにはいないだろうから、まあ、これでもいいのかな。ただ、監理者不在で、だいぶ突貫工事で仕上げたせいか、ちょっとディテールが雑すぎだなあ。たかが改修にしても、歴史もある建物なのだし、もうちょっと愛情を注いであげてもよかったのではと思ってしまいます。

 今年は、僕のいた一昨年まで15年小屋を管理していた小池さんが退職し、昨年から、高橋さんが小屋番に。来年誰になるのかは、まだ白紙の状態のようなのですが、こういう小屋ははやく固定の小屋番さんに管理してもらって、小屋の顔になってもらわないとね~~。今年のお客さんのなかにも、小池夫妻はやめちゃったんだって?っと、聞いてくる方も多く。山小屋は建物ではなくって、人がその顔になるのですから。メンバーはその高橋さんを筆頭に長期のたかさん、中期のしおりちゃん、短期の私と、3週間だけ、居候に二見さんというメンツでした。受付は高橋さんがかかりっきりで、あとの三人で厨房を、忙しいときは二見さんが助っ人にという感じで分担いてました。僕は一昨年と同じで天ぷら担当。

 お天気は台風もこなかったし、ほぼ連日晴れの毎日。お盆の後、ちょっと崩れたくらいで、山歩きにはもってこいの夏だったようです。写真はとある午後、デッキでくつろぐお客さんの写真。太郎平などの玄関口の小屋と違って、さすがにこの山奥まで来る人はかなりの山好きしかこないし、おだやかで、にこにこ顔のお客様ばかりで、接客していても気持ちいいことばかりです。それにしても、このデッキはくつろげる空間だよなあ。みなさんほんとに楽しげですよね。

そうそう、七年前にはじめて太郎平小屋にきてから、毎回、タイムをはかっているのが、太郎から折立登山口までの下りにかかる時間。最初に来たときは3時間ちょっとかかっていたのが、一昨年は2時間15分、今年は1時間50分と順調に短くなってきている.これって、脚力があがってるのか、ただ単に慣れの問題なのか?ここ七年ほど、毎日のトレーニングに自転車を取り入れたせいかもしれないけど、衰えてはいないようである。  

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